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卵の数は毎月300個減っていく

バラ

卵子の元となる卵(原始卵胞)は、お母さんのお腹の中にいる胎児の時、700万個も作られます。その数は、生まれた時点で200万個になり、初経を迎える12~13歳では30万個程度に減ってしまいます。その後は減る一方で、増えることはありません。

『卵の数は毎日毎日減っていく』っていうことなんですね。

初経を迎えて30万個からのスタートですが、実は、毎月、数百個ずつ捨てているということになります。毎月1個の卵子を排卵するために、3か月前から300個ほどの卵(原始卵胞)を用意、選ばれた1個の卵子を排卵する、という仕組みになっています。

毎月300個の卵(原始卵胞)が無くなっていくということは、1年で数千個が減っていくことになりますね。これが、『卵の数が減っていく』ということです。

ちなみに、卵(原始卵胞)が残り5万個となった頃に、閉経するようになっているといいます。日本女性の平均閉経年齢は50歳だが、個人差もあるので、卵(原始卵胞)の数が多ければ閉経時期は遅くなるし、少なければ、40代で閉経することもある。といっても、妊娠の年齢リミットは単純に卵(原始卵胞)の数だけで決まるわけではないのです。

毎月、排卵のために約300個の卵(原始卵胞)が用意されるのは32歳頃まで。その後は徐々に「卵巣が出し惜しみをし始める」といいます。37歳頃になると、3か月前に用意される卵(原始卵胞)は100個。40歳では50個、これは、加齢とともに、卵の数が減るだけでなく、質の変化、つまり卵子が年を取るからだといわれています。

 

卵子の元は、母親の胎内で作られた日から、カプセルのような細胞の中に1つ1つ格納され、酸素や栄養を投与されながら、排卵する日を待ち続けています。この卵が劣化しないようにお世話しているのが細胞内のミトコンドリア。ミトコンドリアはいわば生命エネルギーの源のようなものですが、なんと、このミトコンドリアが年を取り、働きが悪くなるために、卵子の質が落ちてしまうというのです。

質のよい卵子がたくさん残っている間に、卵子を保存しておくと安心できますね。賢い女性の選択が、未来を明るくするかもしれませんよ。

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