韓国における「産後の養生」について
今日は韓国における「産後の養生」について紹介してみます。
韓国では子供を出産した後「養生」する場所の一つに揚げられるのが「産後調理院」です。
ここは出産を終えたお母さん達がゆっくりと休むための宿泊施設といえます。
新生児は看護士さんがケアをしてくれて授乳の時間や新生児室等の掃除の時だけ呼ばれて赤ちゃんを任されます。
それ以外は全部やってくれるのでのんびりとマッサージを受けたりTVを見たりしてくつろげるようになっています。
時々、ミルクやベビーマッサージなどについての勉強時間もあり自由に参加して学べます。施設によって様々なプログラムが準備されています。
坐浴が出来るように個室やトイレの横に設置してあったり、洗濯もおばさんがやってくれます。
食事はやはりなんといっても昔から産後は「わかめスープ」が定番メニューです。
それを毎日朝、昼、晩食べる事になります。わかめが血をきれいにして、母乳の出を良くしてくれるからということです。
この他にもおかずが多数準備されてブッペ式にたっぷりといただきます。
韓国では古くから産後の回復方法として、夏場でも暖かいオンドル部屋で身体を温めて、キムチなどの刺激物を控えて、わかめスープを毎日たっぷりと摂取する事が慣わしです。そして現代のお母さん達もその教えを忠実に守っています。
価格は施設によって様々ですが、リーズナブルな所で2週間15万円くらいからあります。
ただやはりホテルと同じで低価格な所ほど部屋が狭くて古かったりはします。
最後に「産後調理院」の醍醐味はやはりママ友との絆が形成される場であるということです。
数週間、母乳やミルクを与えながらママ友と語らう時間は何故か忘れられずそこから長い友達付き合いが始まるお母さん達も多いです。
2番目にやはりお姑さんや実母の手を借りて産後の養生を過ごす方法もあります。
韓国も核家族が進んでいますが、この時ぞとばかりに遠方からわざわざやって来て見てくれるお母さんやお姑さんも少なくありません。
3番目はこれも在宅での養生になりますが、「トウミ・アジュンマ」と言って新生児と出産したばかりのお母さんの面倒を見てくれる「家政婦さん」に来て貰うケースです。
核家族化の増加のためにこれも増えていると言われています。
泊りがけの家政婦と日帰りの家政婦のどちらかを選択し、ここでは新生児の扱い方については訓練を受けた家政婦たちに見てもらいます。
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