麻布大、マウス未受精卵の高品質凍結保存法を開発-受精成功率80%に
掲載日 2013年03月12日
麻布大学の柏崎直巳教授と伊藤潤哉准教授らのグループは、マウスの未受精卵を高品質のまま凍結保存する手法を開発した。
解凍後の受精成功率は約80%で、新鮮な卵子と同等の品質を確保できる。
人工授精による実験用動物の作製や畜産分野への応用を目指す。
将来は人間の不妊治療への活用も期待できる。成果は米科学誌プロスワンに掲載された。
保存液の成分からカルシウムを除くことで、未受精卵の受精能力を維持できるようにした。
従来の保存液では卵子の周囲にある「透明帯」と呼ぶたんぱく質が硬化するため精子が
着床できず、受精成功率は10―15%と低かった。
今回の保存液を使えば透明帯の硬化を防げる。
また、精子の着床を促す「卵丘(らんきゅう)細胞」を卵子と一緒に保存できる。
卵子の凍結保存は、卵子を保存液に入れて凍結させた後、液体窒素を使ってマイナス196度Cで保存する。
引用 ; http://www.nikkan.co.jp/
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