- 卵子はどのように保存して解凍されるか。
技術的にほとんどの卵子の凍結保存に “ガラス化凍結法”を使用する。通常、細胞の70〜90%は水分のため凍結すると水分が凍って出来た鋭い結晶が細胞膜を破壊することもある。しかし、ガラス化凍結法は凍結保存液を用いて細胞内の水分を除去した後、1秒以内にマイナス190〜210度まで卵子を凍結させる。この過程で凍結保存液が卵子の中に入り込んでガラスのように固まるのだがこの様に保存すれば後で解凍しても生物学的機能がうまく復元される。
凍結された卵子は、マイナス196度で保管されるが保存期間が長いほど、妊娠率が低下することがあります。従って10年以上保存すると妊娠成功率が少し落ちるので、これより長期間凍結保存するのは問題があってお勧めできないのが実情です。
妊娠のために卵子を解凍するときは、体温に近い37度の特殊な溶液を使用して卵子と精子が受精された胚芽の顕微受精を試みます。女性が若いときに卵子を保存する理由は、若い女性の卵子が妊娠成功率も高く、先天異常や染色体異常などのリスクが少ないからです。通常は “35歳前の女性の卵子は妊娠率が50%位ですが、40歳を超えると大変低くなります。 “高齢の女性ほど妊娠率も低くなり染色体異常が起こるリスクが増大し、若いほど妊娠率が高く染色体も正常である確率が高いです。
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